後々わかったことですが、自分含め飲食業やサービス業からのSE(システムエンジニア)への転職率は非常に高いです!
なぜそれらの業種から人気があるのか、未経験でもSEへ転職しやすいのか、SEのメリットを中心にまとめます。
飲食業やサービス業から人気が高いSE(システムエンジニア)
飲食業やサービス業は過酷な労働が問題視されています。労働時間の問題はどんな職業でもありますが、体力面の辛さから精神面へのダメージが大きいのかもしれません。
そういった背景から、このままでいいのか将来を見据え転職を希望する人が多い業界です。
あるアンケートによれば飲食やサービス業に長年接していた人ほど、全くの異業種に転職したいと思うようです。
体より頭を使って仕事したい、手に職をつけたいという思いから、IT業界は
- 年収の高さ
- 昇進の速さ
- 自由度の高い労働環境
- 今まで接して来なかった人との付き合い
などのそれまでの仕事になかった憧れ、ステップアップとして人気が高いです。
IT業界の中でも特に人気が高く転職率が高いのがSE(システムエンジニア)です。その理由やSEのメリットについて説明します。
全くの異業種でありながら経験を活かせる
例えば、飲食業やサービス業の接客に携わっていたのであればその経験を活かせる部分はあります。
システムエンジニアの仕事は、顧客・クライアントはもちろん社内の人など多くの人に接するので、コミュニケーション能力が重要です。
普段から人に接して会話していた経験は必ず役立ちます。
また店長やリーダーなど上に立ち率先していた経験があれば、そのまとめる力もSEの仕事に役立ちます。
環境面が充実、自由
打ち立てたスケージュールの元、仕事を遂行していくので残業や働きづめ、忙し過ぎるといったことは少ないです。
また大きなシステム開発となれば、編成チームも多く他の進捗状況によって逆に暇!ということもあります。
飲食業の接客のように絶えず現場にいなければならないということはありません。
休憩など自由に、自分のペースで仕事ができるでしょう。
また同じ仕事をしている人と四六時中いるわけではなく、それぞれ別々の仕事をしている人と接しているので、それが返って気分転換や息抜き、ストレス軽減となります。
社内と社外の両方の仲間ができたりします。
指導や教育がしっかりしている
未経験での募集が多いからこそ、最初の期間は指導や教育がちゃんとしてるようです。
いきなり任せられるような仕事でもないので、先輩がノウハウをしっかり教えてくれることになるでしょう。
また人手不足や早期退職(転職)の問題も背景としてあるので、丁重な扱いや歓迎されることが多いようです。
待遇
SE会社によって違いますが、多くの求人を見た限り全体的に給与や賞与、手当、昇進、有給、福利厚生などしっかりしています。
試用期間の給与は低いですが、他の職種と比べて試用期間は短いようです。
未経験でも採用されやすい
システムエンジニアはプログラミング等の技術的能力よりも、それ以外の能力が実務では必要とされます。
- コミュニケーション能力・理解力
- 最善の方法を提案する発想力
- 物事を順序立てし組み立てる思考力
- 管理能力
これらはどんな仕事でも通じていることです。
SEの募集が圧倒的に多いことが、未経験でも問題ないことを示唆しています。
つまり実務でも伸ばせる部分ということです。
SEの経験が次の転職に大きく役立つ
SEの実務で経験することは、先ほど言った通りどんな仕事でも役立ちます。
理解や思考、発想、コミュニケーション、管理などの能力はどの業界でも必要とされるでしょう。
またプログラミング経験や企画・提案・指示書の作成経験も大きな武器となります。
SE(システムエンジニア)転職の間違ったイメージ・嘘
最後に、SEなどエンジニアへの転職情報を集める際に以下のようなマイナスな情報がたくさん出てくる理由について説明します。
- 残業が多い
- 未経験では給料が低い
- 個人での転職は難しい
- 技術的能力が必須
- 実務の大半がプログラミング
情報集めの際にプログラミングスクールや転職エージェントの広告を必ず目にしたと思います。
これらはアフィリエイターと呼ばれる、自分のサイトに広告を張って収益を得ている人のサイトです。
なので上記のような、スクールでの経験や転職率の高さを語ったり、転職エージェントを通せば楽に希望に沿った転職ができるということをアピールしているわけです。
個人ではブラック企業に転職してしまい給料が低く残業ばかり、というように焦らせてるんですね。
エンジニア関連のアフィリエイト報酬は他の業界と比べてもかなり高い報酬が得られるため、このようなサイトが多いわけです。
厚生労働省の雇用動向調査のデータではIT関連の離職率は低い
上のデータは平成29年の厚生労働省の雇用動向調査の概況資料です。
情報通信業(IT)の離職率は10.5%と全体的に見ても低い数値になっており、IT関連の職に就けば辞める人が少ないことを意味します。
つまり満足しているということではないでしょうか。
また入職率の方がわずかですが高いことから、異業種から転職でITを選ぶ人が増えていることになります。
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